2008年8月7日(木)〜8月8日(金) 開催
(どちらか1日だけでも参加できます.)
 
 物質創成科学研究科では,今年も1.大学生,2.高専生,3.高校生,4.中学・高校の理科教諭を対象者として体験入学会を開催します.
 最新の研究設備を使って光ナノサイエンスの最先端を体験してみませんか?

 
 
【対象】 大学生,高専生,高校生,中学校・高校の理科教諭
【定員】 40名(先着順)
【参加費】 無料です.
【宿泊施設】 学内宿泊施設(ゲストハウスせんたん)が無料でご利用になれます.
(ただし,ゲストハウスの部屋数には限りがありますのでお早めにご予約下さい.)
【参加申込方法】 受付は終了しました.
【内容】
■原子の中の電子を光で見る
量子物性科学講座
(担当者:冨田 知志助教)
水素原子の発光スペクトルには,バルマー系列と呼ばれる多くの鋭線が観測されます.これを測定・解析することにより,原子中の電子の取り得るエネルギーが離散的であり,量子力学で説明できる簡単な式で表されることを実体験します.
※筆記具,電卓を持参してください.
■表面の原子を観る・電子を測る
凝縮系物性学講座
(担当者:松井 文彦助教)
表面科学の最先端の研究に触れてみませんか.表面は新しい物理・化学の宝庫です.私たちはその解明のために,表面の電子の振る舞いや原子の並び方を調べる分析器から独自に開発しています.実習では,光を分光したり,電子を分析したりする原理について学びます.
※筆記用具.あればUSBメモリーやデジタルカメラを持参してください.
8月7日分の参加申込受付を終了しました(08/07/14)
■超高速コンピュータを体験しよう
複雑系解析学講座
(担当者:相原 正樹教授,高橋 聡准教授,稲垣 剛助教)
最近の物質科学において,コンピュータによる数値計算の果たす役割は極めて大きいものとなっています.なかでも,多数のプロセッサーを同時利用する並列コンピュータが重要な位置を占めるようになっています.並列数値計算を体験してもらい,コンピュータによる物質解析についての理解を深めることを目指します.
■発光性ポリマーの合成と機能解析
高分子創成科学講座
(担当者:野村 琴広准教授,尾之内 久成助教)
有機ELなどへの応用が期待される発光する導電性高分子材料の合成とその光特性を実験することを通じて,光機能高分子の基礎事項を学習することを目的としています.具体的には共役ポリマーの触媒的合成やその構造解析,分子量・分子量 分布測定,及び発光の原理に関する基礎学習と光計測を行ないます.
※筆記用具を持参してください.汚れてもよい服装でお越しください.
■デジタルカメラの基礎を学ぶ
光機能素子科学講座
(担当者:徳田 崇准教授)
LSI(大規模集積回路)設計ツールを用いて実際にイメージセンサの基本を行うとともに,同様の構造のイメージセンサの基本特性を評価することで,光ナノサイエンスを支える目としてのイメージセンサについて理解を深めます.これらの実験を通じて現在の我々の生活を支えるLSIについて学びます.
■電子セラミックス材料の機能を体験する
演算・記憶素子科学講座
(担当者:西田 貴司助教)
電子セラミックス材料は優れたエネルギー変換(機械, 電気, 熱etc)機能を有しているので,それを利用したセンサや信号処理など電子回路で幅広く利用されています.この実習では,特に身近な電子機器に活用されている圧電材料(機械-電気変換)を題材にして,実際の材料や圧電素子に触れ,さらに材料評価装置や電子計測器を使って特性測定を行うことを通じて,材料の性質がどのように機能つまり実用に結びついているのかを学びます.
■電子デバイスを作ってみよう
微細素子科学講座
(担当者:畑山 智亮助教)
半導体は,パソコン,家電製品など我々の生活に必要不可欠な材料です.今回,半導体素子の基本であるMOSトランジスタや太陽電池を作製します.この実験を通して,半導体作製プロセス,動作原理を勉強していただきます.
※筆記用具を持参してください.クリーン服を着てクリーンルーム内でデバイスを作ります.
8月7日分の参加申込受付を終了しました(08/07/15)
■光で有機分子をつくってみよう
反応制御科学講座
(担当者:加川 夏子助教)
光のエネルギーは,標的分子を選択的に活性化してくれます.この性質をうまく利用すれば,高い成功率で立体制御反応を実現させ,様々な有機分子を合成することができます.本実習では光化学実験を通して,薬理活性物質を効率的に創る試みを手伝っていただきます.
※動き易い服装で参加してください.薬品にアレルギーのある方はご遠慮ください.
■未来材料としての人工細胞
バイオミメティック科学講座
(担当者:菊池 純一教授)
人工細胞の研究は,人類の生命合成への挑戦であるとともに,医療,エネルギー,情報通信など様々な分野へ応用可能です.ここでは,我々が世界に先駆けて開発したセラミックコーティングの人工細胞膜「セラソーム」の研究を通じて,バイオとナノが融合した新しい研究分野,バイオ・ナノサイエンスの最前線を体験してもらいます.
※8/7のみ開催します.
参加申込受付を終了しました(08/07/14)
■生体光ナノセンサーを作る観る
エネルギー変換科学講座
(担当者:山崎 洋一助教)
蛋白質は生命活動を担うナノスケール機能性分子です.体験入学では,人工的に改変した光受容蛋白質の簡単な作製を通じて,蛋白質工学の基礎を体験していただきます.また,蛋白質の分光測定などから,ナノスケールで働く蛋白質の機能がどのように実現されているのかを,観察していただきます.
■ミオグロビンの色と機能
超分子集合体科学講座
(担当者:長尾 聡助教)
動物の筋肉中に多く存在し,酸素を貯蔵する機能を果たしているミオグロビンはヘムと呼ばれる鉄錯体を持っています.酸素がこの鉄錯体に結合する前後でミオグロビンは青紫色から赤色へと変わります.この実験ではミオグロビンの色の変化を通じて,タンパク質の色と機能の関係について学びます.
※汚れてもよい服装(できれば白衣)を持参してください.
■光で治す - ガンの光化学治療
生体適合性物質科学講座
(担当者:谷原 正夫教授,安藤 剛准教授,廣原 志保助教)
レーザー光や放射光などの新規光源の開発に伴い,光感受性物質をがん治療に役立てる「光がん治療」が注目を集めています.今回は実際に,光感受性物質を用いた光がん治療実験を行い,がん細胞が死滅する様子を観察し,当研究室の研究の一端を紹介します.
8月8日分の参加申込受付を終了しました(08/07/14)
■黒い光で光るセキュリティーインク
光情報分子科学講座
(担当者:湯浅 順平助教)
次世代のセキュリティーインク(目に見えない光で光る透明な速乾性インク)である希土類錯体を作成することにより,偽造防止やセキュリティー番号に使用される最先端の発光材料について学習します.
■次世代フォトニック信号処理
超高速フォトニクス講座
(担当者:片山 健夫助教)
発光ダイオード,光ファイバ,フォトトランジスタなどを使って,基本的な光通信システムを作製し,音声信号などの送信・受信を行います.この実験を通して,光の性質,光半導体デバイスの仕組み,光通信システムについて理解を深めていただきます.
※筆記用具を持参してください.汚れてもよい服装で来てください.
8月7日分の参加申込受付を終了しました(08/07/14)
■ナノ磁性膜の磁化測定
ナノ構造磁気科学講座
(担当者:細糸 信好准教授)
ナノ磁性膜の磁化を測定します.真空蒸着法またはスパッタ法で数10 nmの膜厚の強磁性薄膜を作製し,膜厚,膜の面積,磁気モーメントの各測定を行います.これらの測定結果からナノ磁性膜の磁化を計算し,標準試料の磁化と比較します.
【アクセスマップ】 こちらをご覧ください.
【お問合せ先】
〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科
実施責任者:池田 篤志准教授
TEL:0743-72-6005,FAX:0743-72-6009(研究科事務室)
E-mail:ms-hp@ms.naist.jp