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| ▲田中大貴君 |
<受賞概要>
2008年12月16日から18日にかけて開催された8th International Conference on Nano-Molecular Electronics (ICNME) において,量子物性科学講座の田中大貴君(博士前期課程2年)がOutstanding Poster Presentation Award を受賞しました.同国際会議には世界的研究者225名が参加し,分子エレクトロニクスや新しい有機デバイスについて研究発表,討論が行われました.
受賞対象となった研究題目は「Side Electron Emission Device Using A Composite of Carbon Nanofiber and Aluminum」(カーボンナノファイバー/アルミニウム複合体を用いた側面電子放出素子)です.
<受賞研究内容>
本研究では良好な電子放出を示すカーボンナノファイバー(CNF)をアルミニウム(Al)に分散させたCNF/Al複合体をエミッタとして用いてField Emission Device (FED)を作製しその成果を報告しました.
CNFエミッタは高電界下におけるイオンボンバードメントや熱蒸発により劣化することが問題とされています.そこで,本研究ではCNFの劣化を軽減するために金属母体内部にCNFを均一分散させたCNF/Al複合体を用いました.また,素子構造は我々の研究グループが考案したエミッタ側面からの電子放出を利用する側面電子放出素子(Side Electron Emission Device : SEED)を用いました.これらの改良により従来よりも低閾値電圧,長寿命のFEDが実現しました.この成果はディスプレイだけではなく照明としての展開も期待できます.
<受賞者コメント>
この度,ICNME2008においてこのような賞をいただき,大変光栄に思います.今回の受賞においてご指導頂きました柳久雄教授,中村浩尚氏をはじめとする本講座の皆様ならびに共同研究者の神戸大学大学院工学研究科の喜多隆教授,日信工業株式会社の曲尾章氏,横山和幸氏,野口徹氏に心より感謝します.
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