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| ▲西田貴司助教 |
<受賞概要>
2008年10月22日から24日にかけて,つくば市にて開催された国際学会The 6th Asian Meeting on Electroceramics(AMEC-6)において演算記憶素子科学講座の西田貴司助教がYoung Scientist Awardを受賞しました.研究題目は"Fabrication of PbTiO3 Nano Crystals on Atomically Flat Sapphire Substrates by Sputtering" (スパッタ法による原子平坦サファイア基板上へのPbTiO3ナノ結晶の作製)です.
<受賞研究内容>
現在,電子セラミックス材料は携帯電話やパーソナルコンピュータなどをはじめとした情報通信機器には欠かせない電子材料となっていますので小型軽量化,高品質化などの研究開発が活発に進められています.しかし,将来の用途であるマイクロマシン応用やメモリ素子応用のためには材料の大幅な進歩が必要で,そのためにナノサイズでの材料作製や評価の研究が求められています.
ナノサイズの材料を得るためには,比較的大きなサイズの材料を削って小さくする方法(トップダウン法)と最初から微細な材料を発生させる方法(ボトムアップ法)がありますが,トップダウン法では品質とサイズに限界があり,ボトムアップ法では均質性や位置制御に難があります.
そこで,単結晶の表面を処理することで,表面に原子レベルで均質な周期構造(テラス-ステップ)を形成し,その上に成膜条件を高精度で制御してセラミックス材料を気相成長させることで,位置,サイズが均一にそろったナノサイズ結晶の集合体(自己組織化2次元ナノ結晶アレイ)を得ることに成功しました.
このように均質性・結晶品質の良いナノ結晶群を得たことで,サイズ効果など微細化で問題になる物理機構の解明や高密度メディアなどの新しい応用などの今後の展開が期待されます.
<受賞者コメント>
本研究科がナノマテリアル研究に取り組んでいることを動機に,セラミックス材料合成においても原子レベルの成長制御を試みました.結果として,予想以上に明瞭な結果が得られたのは興味深く,幸運でした.本研究の実施にあたり,所属講座のスタッフ(塩嵜忠教授,内山潔准教授,武田博明助教)には支援をいただきましたが,特に困難な実験に最後まで取り組んでくれた久保幸一君(平成20年3月卒業),および他の学生(越前正洋君,川上悠太君,中村公平君)に感謝します.
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